1970年代のU.K.パンクムーブメントを代表するバンド、
The Clash(クラッシュ)のヴォーカル、ジョー・ストラマーの新バンド、
ジョー・ストラマー&ザ・メスカレロス
を特集してます。
2002年12月22日、急性心不全のため、たった2枚のアルバムを残して
突如、この世を去ってしまったジョー。
しかも彼自身、次のアルバムのレコーディング中だっただけに、この突然の悲報
は世界中にいる多くのファンや、ミュージシャン仲間たちを悲しみのどん底に
突き落としました。
そして残されたメンバーは、この制作途中のニューアルバムを完成させ、
2003年に
『ストリートコア Streetcore』として発表しました。
結果、ジョーの追悼作となったアルバムですが、クラッシュ時代を彷彿させる
ようなロック・ナンバーあり、自然と胸が熱くバラードナンバーありと、
最も充実した内容なだけに、あらためて彼の死が悔やまれる傑作アルバムです。
そんなわけで、今回から2回にわたってアルバムをピックアップしていきます♪
彼がこの世を去る2002年は活動もすごく軌道に乗っていて、今後の展開が
楽しみでした。
まずは、この年公開された映画
『ブラック・ホーク・ダウン』の
サントラに参加。
あと、イギリスのシリーズのTV番組に新曲を書き下ろす予定でしたが、
局側と話しが合わずこちらはボツに。
そして、一番力を入れていたのがライブ活動。
ライブ・バンドとして、かなりハードなスケジュールをこなし、ときには
何千マイルもの移動もあったとか。
その大移動の甲斐あって、2002年11月にミック・ジョーンズとの共演が
実現したんですが、この時メンバーたちは死にそうな思いをするほど
大変だったそうです…。
でも、今から考えると、それだけの苦労を味わわせても
二人を会わさなければいけないと、神様も思ったのでしょうか。
そのライブで披露されていたのが、今回『ストリートコア』に
収録されているナンバーや、ここには入っていない新曲の数々。
バンドのキャリアと比例して、創作力もますます充実をみせていたジョー
だっただけに、もし、生きていたら、この後どんな曲を作って、
どんな活動をしてくれたのか…。いくら考えても50歳の死は早すぎる。
そんなジョー・ストラマー&ザ・メスカレロスのラストアルバム
『ストリートコア』次回もピックアップしていきます♪
〈オンエア・ソングリスト〉
1. Coma Girl
2. Long Shadow
3. Arms Aloft
4. Redemption Song