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いよいよ開幕が間近となったトリノ五輪!てなわけで、競技紹介も最終回です。
今回は、5つの競技を取り上げました♪
【ボブスレー】
鋼鉄製のそりに2人or4人が乗り込み、最高時速130キロ以上で氷のコース上を
滑り降りる、別名「氷上のF1」。
1924年の第1回冬季五輪から正式種目となっており、トリノ五輪では男子が
2人乗りと4人乗り、女子は2人乗りを実施されます。
トリノ五輪では、1日2回の滑走を2日間行い、合計タイムで順位が決まります。
僕はてっきり、もっと歴史の浅い競技かと思っていました。
う〜ん、聴いて為になるスポーツ軍曹!!
【スケルトン】
競技に使用する「そり」がランナー(滑走部)とシャーシー(車台)のみの
シンプルな骨組みだけであることから、「骨格」の意味を持つスケルトンと
名付けられたそうです。
ボブスレー、リュージュと同様、1200メートル以上の
氷上コースを鋼鉄製のそりで滑り降り、タイムを競う。選手は頭が前、うつ伏せの
状態でそりに乗り、ハンドルやブレーキがないため、重心移動だけで操作を行います。こちらも最高時速は130キロにも達する。
そりは、長さが80〜120センチ、幅が34〜38センチ、高さが8〜20センチ。そりと競技者を合わせた総重量が男子は115キロ、女子は92キロ以上になっては
いけないんですって。
また、合図があってから30秒以内にスタートしなければいけないので、
スタート地点でビビッたらアウトです!・・ってそんな選手はいないか。
【リュージュ】
リュージュとは、フランス語で「木ぞり」の意味です。もともと雪国での重い荷物
の運搬やそり遊びとして用いられていたのが、スポーツに発展していった。
現在では男子の1人乗りと2人乗り、女子の1人乗りがある。
選手は、強化プラスチックで作られたシャーレと呼ばれる座席に、あおむけで水平
姿勢をとり、コントロールする。ブレーキはない。
トリノ五輪では、男女の1人乗りは4回滑走、男子2人乗りは2回滑走し、
その合計タイムで競う。
あおむけや、うつ伏せの状態のまま、時速120〜130キロのスピード
(しかも、ほぼ生身!!)で滑り降りるって考えただけでも恐怖ですよね〜!
選手のみなさんは偉大だ!!
【アイスホッケー】
「氷上の格闘技」とも言われるアイスホッケー。じつは冬季五輪の中でも、数少ない
国別対抗の競技で、最も盛り上がるイベントの一つです。
今回の五輪では、男子12チーム、女子8チームがしのぎを削る。ちなみに、日本は
今大会、男女とも予選で敗れ、出場を逃している。
男子はまず、6チームずつ2つのグループに分かれて、総当りの予選リーグを行う。各グループで上位4チームが、決勝トーナメントに進み、準々決勝、準決勝、3位
決定戦、決勝を戦う。
女子は4チームずつ、2つのグループに分かれて、総当たり予選リーグ。
各グループで上位2チームは、準決勝へと進み、勝ったチームは決勝へ、
負けたチームは3位決定戦を戦う。また、予選リーグの各グループ下位2チームは、5−8位決定戦へと進み、順位を決める。
【カーリング】
奥深い駆け引きを必要とすることから「氷上のチェス」とも呼ばれるカーリング。
投げられた丸い石(ストーン)がゆっくりと回転「カール」することで名付けられた
と言われています。トリノ大会には男女ともに開催国イタリアを含む10カ国が
出場します。
日本は、男子こそ出場を逃しましたが、女子は3大会連続での出場権を獲得。
代表選考会で、チーム青森がチーム長野を破り、日本代表チームに決まりました。
競技は、1チーム4人(リード、セカンド、サード、スキップ)が1人2投ずつ、
各チーム交互にストーンを、約40メートル離れたハウス(円)を狙って投げる。
ストーンの前をブラシで掃いて、距離を伸ばしたり方向を微調整し、相手チームのストーンよりもハウスの中心近くで止めたチームのみに得点が入ります。
両チームが16個のストーンを投げ終わった時点で、その回(エンド)が終了。
これを10エンド繰り返す。それぞれのチームには、73分ずつのプレータイムが
与えられ、10エンドを終えて同点の場合には、延長戦を行う。
長期戦となる競技のため、体力はもちろん、かなりの精神力も必要とされる
競技です。一見、地味な競技のように思えますが、見応えがありそうです。
後半の話題は、1月末に、ボブスレー日本代表とスピードスケートの安田選手の
出場権が剥奪されるという嫌なニュースが飛び込んできました。
ボブスレーは幸いにも出場権を得ることが出来ましたが、安田選手は残念な結果に
なってしまいました。
今回のことでわかったのは、五輪の出場資格は僕たちが思っていたより、かなり適当だってこと。合格タイムの設定なんかも、もともとの合格基準タイムでは出場枠に
対し、合格者が多かったので、簡単に合格タイムを引き上げたりして
「え〜、そんなんでええの〜!?」という印象を受けました。
もっと威厳のある、ビシッとした対応 or 合格基準をしていただきたいです!!
でないと、五輪の価値が下がって、アスリートたちも五輪を目指さなくなって
しまいますよ!!
開幕直前に一悶着起きたトリノ五輪ですが、さて本番では一体どんな名場面が生まれる
でしょうか?