ちょい隠れロックアーティストを紹介しているこの番組。
ここ数ヶ月、1970年代中頃〜後半、英国のパブを活動の中心にした
アーティストたち。いわゆる“パブ・ロッカー”にスポットを当てて
おとどけしています。
3回に渡ってパブ・ロックシーン、または英ロック界にはなくてはならない
アーティスト、ニック・ロウ(Nick Lowe)をピック・アップしています。
第2回は、2ndアルバム『レイバー・オブ・ラスト(Labour Of Lust)』
特集です♪
前回もお話ししたようにニックは'70年代中頃、ロックがビジネス化しつつある
音楽シーンに疑問を抱き、活動するに当たって誰にも制約されない自主レーベル
「スティッフ」に所属。この頃から、自身の作品リリースと並行して、
同じレーベルに所属するアーティストのプロデュースにも力を入れ始めます。
当時、彼がプロデュースした代表的なアーティストは
エルヴィス・コステロ、ダムドなど。
つまり、彼らは“ポップミュージック史上最大の事件”といわれる
“パンク・ムーブメント”を代表するアーティストたちなのです。
ニックと同じく、世の中に不満を持っていた若いアーティストを世に送り出し、
自身も充実の2ndソロアルバム『レイバー・オブ・ラスト』を発表。
エヴァーグリーンな名曲「クルーエル・トゥー・ビー・カインド(恋する二人)」
をはじめ、彼のポップな作曲センスとアイロニカルなメッセージに、
さらに磨きが掛かり、1stとともに愛されている名盤です♪
〈オンエア・ソングリスト〉
1. American Squirm
2. Cracking Up
3. Switch Board Susan
4. Cruel To Be Kind