ロック史に名を残すビッグアーティストの名曲とちょっとマニアックな曲を紹介する「ヒットtheビート」。
今週は、The Rolling Stones「Flashpoint」特集前編です。
1989年「Steel Wheels」で劇的に復活したストーンズは、そのまま1990年にかけてワールドツアーを敢行します。日本にも待望の初来日。10年近くぶりとなるツアーは、前回に輪をかけてゴージャスなものでした。
今回紹介するのは、そのふたつのツアー(Steel Wheels Tour/Urban Jungle Tour)から選りすぐられたライブアルバム「Flashpoint」です。
コーラス隊やブラス、キーボードなど、サポートメンバーも豪華ですが、さらにシンセサイザーの音色レヴェルが格段に進歩した事を受け、選曲の幅が大きく広がりました。
それまではライブで再現できないと思われた曲もセットリストに加わったのです。
例えば67年の美しいナンバー「Ruby Tuesday」は、全面にフルートがフィーチャーされていますが、まるでゲストプレーヤーいるかのように忠実に再現されています。
その他も曲も、それまでのストーンズライブの特徴だった「オリジナルからかけ離れた崩し方」は潜まり、かなりスタジオ盤に忠実に演奏されています。
僕も東京ドームまで観に行きましたが、「Miss You」はノレますよね。このアルバムでも、ミックの貫禄溢れる身のこなしが目に浮かぶようです。
♪Rock And A Hard Place
♪Ruby Tuesday
♪Miss You
次週は、The Rolling Stones「Flashpoint」特集後編です。お楽しみに♪