ロック史に名を残すビッグアーティストの名曲とちょっとマニアックな曲を紹介する「ヒットtheビート」。
今週は、The Beatles実質上のラストアルバム「Abbey Road」から4曲を選びました。
スタジオライブというコンセプトで制作を開始した「Get Back」セッションが失敗に終わり、発表目前だったアルバムのリリースも白紙に戻ってしまいました。
この失態にさすがの4人も危機感を持ったのか、あるいは最後の予感を感じていたのか、ふたたび慣れ親しんだアビーロードスタジオに集まり、手を引きかけていたプロデューサーのジョージ・マーティンを説き伏せ、この伝説のアルバムのレコーディングは始まります。
ぶつかってばかりだったジョンとポールも、無駄な言い争いはやめて現実的な妥協点を見つけます。要するにA面はジョンが主導権、B面はポールが主導権という具合に。
ジョンがプロデュースしたA面には、4人の個性がはっきりと表れた完成度の高い名曲が揃いました。特にジョンの曲はとてもアクが強く、ポールをして、以前のように簡単にハーモニーをつけられなくなったと言わしめてしまいます。
さらにジョージの評価も「Something」によってうなぎ上りにあがり、ついに初めてシングルA面に採用されました。
その他、まるで「Revolver」の頃のような丁寧で複雑なコーラスワークや、お遊びなSEなども聞くことができて、当時のファンを驚喜させました。
しかし、本当の驚きと感動は、B面からもたらされます。
いよいよ次週「Abbey Road」後編は、伝説のB面を特集。お楽しみに♪
♪Something
♪Oh! Darling
♪Octopus's Garden
♪I Want You (She's So Heavy)
「ヒットtheビート」放送時間(ネットラジオもリアルタイムです)
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